高校生で薬学部への入学を考えている場合

薬剤師免許

高校生で薬学部への入学を考えている学生さんが、薬学部入学後に「進路選びに失敗したかも?」と後悔しないために予め知っておくべきことを書いてみました。

自分の大学でも入学後1~2年して留年した事をきっかけに「自分はやはり医学部に行きたかった」と再受験をしたり、退学していく人が少なからずいたので大学生活について記載したいと思います。

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薬学部での実験や授業についていけるのか?

留年生が多いとよく言われる薬学部ですが、一般的に化学が得意な人が向いていると言われています。受験科目も私立であれば化学だけで受験できる大学もあります。

しかし大学の受験科目でなくとも国家試験では物理・化学・生物の3科目についても必須問題、薬学理論問題、薬学実践問題と出題がされるので、その基本となる高校レベルの内容はまんべんなく最低限抑えておく必要があると思います。

大学の授業や国家試験の勉強は理系科目が中心なので、さらに数学も得意であれば後は暗記科目が中心なのでそれほど苦労する事はないかと思います。私は物理が苦手だったので物理化学で反応速度のあたりは最後まで苦手なままでした。

授業は講義と実習がありますが講義は高校の延長です、薬学実習は数人のグループに分かれて行うことが多いので協力して指示されるまま普通にやっていれば問題ないと思います。

私立大学薬学部6年間の学費を払っていけるのか?

薬学部のある大学はたくさんありますが製薬メーカーの研究職を目指しているのでなければ、学費は高いですが私立大学でも良い大学はたくさんあるかと思います。

私立大学の薬学部は6年間で1200万円前後の学費がかかります。しかし「高すぎて無理」とすぐにあきらめなくても大丈夫です。親御さんに頼る事ができなくとも奨学金を借りて進学する事ができます。

1種と2種を合わせて借りれば月額20万円程になり、毎年の学費を払って行く事が可能となります。卒業後に節約生活をしながら一生懸命に働けば3年~5年程度あれば十分に繰り上げ返済することができます。

しかも現在(卒業する6年後はわかりませんが…)は奨学金の金利(変動or固定で金利差あり)もかなり低いので、繰り上げ返済せず毎月の返済だけをきちんとしていざと言う時の為に貯蓄しておく事もできます。

その他にも、薬剤師の不足している地方の調剤薬局では、卒業後に就職する約束で無利子の奨学金を貸し出ししてくれるなど、本気で薬剤師になりたいのであれば、薬学部に進学しさえすればお金は何とかなるのが実情です。

複数の大学に合格した場合どこを選ぶべきか?

私立大学の薬学部の偏差値は30~60台まで幅広く存在しています、おそらく併願して受験する方が大半だと思うのですが複数合格した場合はどの大学の薬学部を選べばよいでしょうか?

「自宅から通える距離の大学だけど偏差値が低い大学よりは、下宿しなければならないが歴史のある偏差値の高い大学がいいかな?」など迷う事も多いと思いますが、どの大学の薬学部であっても入学後にしっかり勉強すれば薬剤師になる事はできます。

しかし選択肢の中のできる限り偏差値の高い歴史のある大学のほうが私は良いかと思います。

人はやはり周りの環境に流されやすいので、自分よりも勉強のできる人がまわりに沢山いたほうが、焦りから刺激を受けてモチベーションも高まるからです。

さらに歴史のある大学であれば、あらゆる業界に先輩がいるので企業への就職でも強みになります。

ただし特待生で学費免除などで大学に安く入学できるのであれば、偏差値は関係なく選んでも良いのかなと思います。(学費免除には毎年成績が上位である必要があったりと大学によって条件があるので十分注意してください)

薬剤師国家試験合格率には注意が必要

就職先は企業、調剤薬局、病院、公務員、その他と色々考えられます。

新卒での就職先で企業を考えているのであれば、歴史のある偏差値の高い大学が良いかと思いますが、調剤薬局で薬剤師として働くのであれば大学の偏差値はあまり関係がありません。

狭い調剤薬局の現場では、患者さんと同僚との人間関係に問題がなければ大丈夫です。薬の知識は徐々に覚えていけば大丈夫です。

しかし「低い偏差値の大学で国家試験に合格できるのかな?」と思われるかもしれません。

毎年国家試験の合格率がランキングで掲載されますが、これは必ずしも真の合格率ではない事に注意してください。

医療系学部では、勉学が疎かになっている学生は容赦なく留年させられます。

つまり実際の入学者と卒業者には乖離があります。無事に6年生になったとしても卒業試験の成績で受かりそうにない学生は国家試験を受験させてもらえません。

合格率を限りなく100%に近づけたい大学ではその傾向が数字に現れています。新設の私立大学で100%に近い大学はそれだけ進級が厳しい事が想像できます。

一方合格率が低い大学であっても、進級は緩くできる限り学生に国家試験を受けさせてくれる方針であるがゆえの低合格率といった場合も考えられます。

このあたりは実際に大学に進級している先輩や、オープンキャンパスで現役の薬学生に聞いてみるのが確実です。

留年すれば毎年200万円が借金として増えていくことを考えれば、とりあえず卒業させてくれる大学の方が、学生の懐には優しいといえるかもしれません。

卒業後は国試浪人として予備校に通うか、働きながら受験を続けることもできます。

※(調剤薬局によっては国家試験に合格後入社する事を約束として、半年は給与を薬剤師として働くのと同額支給し半年は予備校に通う事を許してくれる薬局もありました)

このように金銭面と入学時の学力面で薬学部への進学をあきらめることはありません。

しかし薬学部へ進学後は他学部のようにキャンパスライフをエンジョイするよりは、勉強に集中して留年することなくストレートで卒業を目指しましょう。

大学の授業が終われば図書館で閉館までその日の復習をして、時間があれば早いうちから国家試験に対応した問題をやっておけば、CBTやOSCEも問題なくクリアできる事でしょう。

研究室に入ってから国家試験が近づいてきても、あわてることなく卒論に打ち込むことも可能です。

自分は入学後にまわりが天才や秀才ばかりに感じて、日々焦りながら毎日コツコツ勉強してみんなに助けられながらですが、スクラップ三太夫と言われたポンコツでも留年することなく国家試験を無事にクリアする事ができました。

だからあなたなら必ず出来ます!「キン肉マンGO FIGHT!」

おわり

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