大手調剤薬局M&A業者の案件紹介

独立開業
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先日、調剤薬局のM&A案件についてのご説明をいただきました。

会社としてのM&A案件をいくつか紹介いただいたので、個人の開業向け案件と違い価格は手の出ないものでしたが、調剤薬局のM&A案内書をいただいたので備忘録として。

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中堅薬局(10店舗以上)の譲渡案件が増加している

つい最近自分のよく知っている調剤薬局(中堅)も、最大手の調剤薬局に買収されていました。

そして現在、医薬品卸業者は上位4社で業界の90%を占めています。

よって今後はドラッグストア業界や調剤薬局の業界でも大手による寡占が進み、あらゆる業界は4社に集約されるとの事でした。

とはいえ、調剤薬局は上位10社でも15%で、昨今も大手に厳しい改正があり薬剤師が個人で1店舗を運営するには問題はなさそうです。

店舗を増やして薬剤師を雇って利益を出していくのは厳しい時代になっていくかとは思いますが、一人薬剤師(自分のみ)を養う程度の利益は工夫次第でやっていけるかと思います。

今後は処方箋のQRコードの読み取りで入力の簡素化なども進み、門前の科にもよりますが、薬剤師一人で十分対応可能になってくると思います。

できれば夫婦で薬剤師だとまず問題ないかと思います、あとは開業してやっていくほうが自分にあっているのか?それとも勤め人でやっていく方があっているのか?個人の適性の問題になってくるかと思われます。

調剤業界の再編は今がピーク

今後は業界の再編や薬価改定により薬局の経営は厳しくなっていく事が予想され、買い手である薬剤師が優位になっていくとのお話でした。

個人向けのM&Aサービスやセミナーが増えているのもそのせいかもしれません。

しかし薬局の価格が下がっても仲介手数料が高く、薬局の経営に関しては全くの素人で仲介手数料目的の業者も存在します。

よって仲介業者選びも慎重に考える必要があります。

個人向けの案件も紹介してもらいました

会社宛には調剤薬局のM&A案件がよく送られてくるのですが、会社でやるには少し難しい個人向けの案件もあります。

個人向けの案件を見て思う事が「なぜ売却するのだろうか?」といったことです。

多くの案件で切り離し理由は「薬剤師不足」と記載されているのですが、地域的にはそこまで薬剤師が不足している地域でもありません。

紹介いただいた案件の門前Drの年齢は若くはありませんが、跡継ぎもいるみたいなので「このまま記載されている処方箋枚数が続くのであれば切り離す必要あるのかな?実は他に原因があるのでは?」と勘ぐってしまいます。

データ上では、のれん代とM&Aの紹介料、備品や薬剤購入費をあわせても一人薬剤師でまわせば3年もあればそれらを回収できそうです。

しかしその間に「もっと良い案件がでてくるかも?」などと考えるとなかなか踏ん切りがつきません。