「ブリモニジン」と「ブリンゾラミド」が一般名処方だと似ていますね

薬の勉強
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入力をしていた事務員さんが何気なく、「アイファガン(ブリモニジン)とエイゾプト(ブリンゾラミド)が一般名処方だとブリブリで似ていますね」と話していました。

「ん?似てるかな…?」と思っていると。

それを聞いていた他の職員さんが「ブリブリってクレヨンしんちゃんみたいですね」と言ったのですが、クレヨンしんちゃん世代でない私にはその時には意味がよくわかりませんでした。

ネットで調べてみると、ブリブリ王国というのがあるみたいです。

普段からレセコンの入力で頭文字3文字で薬を判断している事務員さんと違い、薬剤師であれば一般名の語尾を見るので(~ニジン)とくれば、国家試験の時に勉強したα2作動薬である降圧薬カタプレス(クロニジン)の交感神経抑制薬を連想するかと思います。

そしてエイゾプト(ブリンゾラミド)とくれば、(アセタゾラミド)などの炭酸脱水素酵素阻害薬を想像します。

しかし確かに緑内障・高眼圧症薬では、頭文字でブリとブリが並んでいます。

  • アイファガン点眼液(ブリモニジン酒石酸塩)
  • アゾルガ配合点眼液(ブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩)
  • アイラミド配合懸濁性点眼液(ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド液)

後発医薬品として新たに承認された12成分でも、サインバルタやルネスタは話題になっていたので認識していましたが、アイファガンやアゾルガも後発が出たのでいつのまにか処方箋にも一般名で記載されるようになったみたいです。

この辺りの配合点眼液も増えてきたので、ポンコツにはかなり覚えるのが困難になってきています。

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アイファガン(ブリモニジン)について

アイファガンの名称由来は、米国ブランド名であるアルファガンを(頭文字3文字のアルフの製品が既にある為)アル⇒アイ(eye・愛)に変更したそうです。

成分であるブリモニジンは、アドレナリンα2受容体作動薬になります。

交感神経に作用するα2受容体が刺激されると、眼房水の産生抑制眼房水の排泄促進が行われるため、ブリモニジンは緑内障や高眼圧症の患者さんで、他の緑内障治療薬(PG系、β遮断薬等)が効果不十分又は使用できない場合に使用されます。

通常は1回1滴、1日2回点眼します。

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