転職活動

スポンサーリンク

勤務している病院や調剤薬局を辞めて転職を考えている時、その転職理由としては、職場の人間関係であったり、給与条件やスキルアップを目的としたもの、結婚による引越しなど様々な理由が考えられるかと思います。

店舗異動や職場環境の改善により勤務先を退職しなくても可能な場合は、まずはそちらを試してみるのが良いかと思います。

スポンサーリンク

転職を考えた時にオススメ書籍

求職者は面接を受ける時に、「どんな雰囲気で、どんな人が働いているのか?」と緊張しているかと思います。

しかし受け入れる側の薬局でも同じように、「どんな人だろう?、薬局に馴染める人であって欲しい」と不安な気持ちを持っています。

自分勝手な人や変わった人で薬局になじめなかったり、後々トラブルを起こしそうな人であれば、その人物が入職する事で現在薬局で働いている人が逆に退職してしまう可能性があるからです。

静かな湖面に波風を起こさないためにも、薬局としては人選には細心の注意を払っています。

ふと自分を見つめなおした時に「たまに自分勝手な考え方があるかも?」と自覚のある方であれば全く問題はないかと思います。

「身の回りに起きた出来事は、全て自分自身が原因である」という立ち位置で自分を見つめる事が大切です。

下記の書籍「自分が源泉」はオススメの一冊です。

何か問題が起きた時に、絶対に人のせいにする事がなくなります。

図書館でも借りれるかと思いますので是非ご覧下さい。

薬局は人材紹介会社を使い分けている?

薬剤師の人材紹介会社の事業所数はここ数年増加傾向にあり、大小数多くの人材紹介会社が乱立しています。

薬局側では人員不足の度合いよって人材紹介会社を使い分けている所が多いかと思います。

人員に余裕のある時は、本当に条件にあった人がいた場合のみ受付けを行い、過去に取引実績のある紹介会社にのみ依頼している事が多いようです。

急な管理薬剤師の退職などにより緊急性が高い場合は、取引実績に関係なくアポイントがあれば新規の会社でも話だけは聞いてみます。

しかしながらブラックな人材紹介会社は、紹介料だけが目的なのでミスマッチもお構いなしに紹介します。

返金規定が無くなるまで辞めなければそれで良い、と考えているので薬局側もあまり使いたがりません。

人材紹介会社との面談時

人材紹介会社との登録面談時に必ず転職の理由が聞かれると思います。

一般的には、後ろ向きの転職理由は言わないほうが無難だと言われています。

しかしエージェントは本音の転職理由(むしろマイナスの理由)を聞き出したいと考えています。

本当の意味で自分に適した薬局を紹介してもらいたい場合、そしてエージェントが信頼できる人物であるのならばネガティブな理由を言うべきだと考えます。

よって面談時は前向きの転職理由(本音でも可)を伝えて、希望する転職条件をきちんと伝える事が大切です。

スキルアップを目的とした転職理由

「現状と異なる科の処方内容を勉強をしてみたい」、「在宅業務を経験しておきたい」や、現在の職場で管理薬剤師の空きがなく「管理薬剤師を経験してみたい」という理由などは無難な転職理由かと思います。

また管理薬剤師になれば管理薬剤師手当が付く事で、給与アップも可能となり一石二鳥です。

薬局が求める人物像とは?

調剤薬局側からは、給与条件や経験年数、人柄、退職理由など細かな条件を求めてくる場合が多々見られます。

人材紹介会社のエージェントもお得意様の薬局には、問題のある人物を紹介する様な事はしません。後々のトラブルを回避する為にも、登録面談の時点で人物像をしっかりと見極めています。

そしてエージェントは自らの判断において、数多くの選択肢の中から求職者に適していると思われる薬局を提案します。

この時に紹介する薬局が多すぎると、求職者は選ぶ事にストレスを感じるため、厳選した数社に絞って紹介をしてきます。

よって、まずは登録面談時にエージェントに好印象を与えて、良い薬局に紹介してもらえる薬剤師である必要があります。

そして薬局との面接時には既に情報(どんな薬剤師であるか)が伝えられているので、若干のバイアスがかかった状態で面接をする事になります。

薬局に求められる人物像は職責にもよりますが、この三つが大切ではないかと思います。

  1. 人柄:患者対応だけでなく、狭い薬局内では人間関係がとても大切です
  2. 勉強熱心:薬の勉強だけでなく保険や薬局経営についても勉強する
  3. 辞めない:高い紹介料を払っているので出来るだけ長くいて欲しい

知識や調剤スキルは、長くいれば自然と門前の処方内容や患者対応に慣れていくからあまり問題ないと思います。

経験やスキルをすぐに向上させることは難しいですが、登録面談時の印象や退職理由はすぐに改善が可能です。

できる限り前向きな姿勢で登録面談、面接に臨む対策をしてみましょう。

登録面談時にエージェントに好印象を与える事ができれば、多少薬局が求めている条件と合ってなくてもホワイト薬局に紹介してもらえる可能性が高くなります。

逆にマイナスなイメージをもたれると、「誰でも良いから連れてきて欲しい」といった離職率が高い職場を紹介される可能性が高くなります。

転職の手段

➀求人サイト、求人誌や新聞折込広告やハローワークを見て応募する

求人内容を見て自ら面接や交渉して条件を決定する方法です。

交渉に自信のある人であれば、良い条件を引き出せる可能性があります。

この場合の求人広告は、誰でも(求人条件が閲覧できる状態=現役社員も見る)ので年収にも幅を持たせて400万円~700万円で週休2日などと当たり障りのない内容で募集をかけています。

しかし面接時に口頭で約束していても、雇用契約書を残さない場合や雇用契約書にその内容が記載されてない場合は、後々もめる原因になるので注意が必要です。

雇用側にすれば人材紹介会社に紹介料を支払わなくて済むのがメリットです。

ミスマッチがあったとしても会社側はあまり困らないので採用されやすい利点もあります。

求人条件で高めの年収を提示して、それに耐えうるストレス耐性のある人間だけが残ればよいと考えている会社もあるかと思います。

給与、休日、勤務地が守られれば、多少の理不尽があっても気にならない人にとってはおススメの転職方法です。

紹介料が相手にかからない事がわかっている分、年収は勤務年数に対して強気の交渉が出来ます。

しかし中にはとんでもないブラック薬局も存在するので、ミスマッチが起こり短期間で辞める事になる可能性も考えられるので注意が必要です。

➁人材紹介会社に登録

人材紹介会社のエージェントを通して希望条件に沿った転職先を探してもらえます。

聞き難い事もどんどん聞けるので条件は遠慮なく伝えて交渉する事ができます。

面談時にヒアリングされる内容

  • 管理薬剤師か一般薬剤師どちらで勤務したいか?
  • 希望年収、勤務地、希望する門前の診療科、勤務開始可能時期など

ワークライフバランスを重視したい方

  • 残業の有無と、残業が有る場合はその時間が月平均どの程度あるのか?
  • 週休2日の表記(完全週休2日制か週休2日制)の違いにも注意
    (休日に関しては、年間休日数で確認するほうが確実です)
  • 有給休暇の消化率も忘れずに確認
    (消化率が高くても実際は通常の勤務時に自由に使用できず、退職時に残有給日数を一気に消化させて消化率と伝えている会社もあります)

長く勤める事を想定した場合

  • 離職率(前任の方の退職理由:引継ぎ期間に一緒に働ける間は直接聞くことが出来るかも知れませんが、本当の理由は教えてくれないかと思います)
  • 異動が頻繁にあるのか?
  • 職場の雰囲気はどうか?

なども忘れずに確認します。

ただし、これらの情報は正確なものではない可能性があります。

以前の職場にやってきた新人の薬剤師さんは、職場の人間関係についてエージェントから「わきあいあいとしている」「男性何名、女性何名」「何歳代の管理薬剤師」などの情報を聞いて入ってきましたが、実際は全然違うと怒っていました。

電話やメールのやり取りだけで転職先を紹介する会社は、薬局側への確認がなく古い情報であったり雇用先からの情報を確認する事なくそのまま伝えるだけで、事実と異なる場合が多々あります。

また多忙な職場では、何としても新しい人材が入社してほしいので、職場見学や面接に来た薬剤師さんに対して精一杯良い職場である雰囲気を醸し出して、他の職場よりも自分の職場を選んでもらいたいと思っています。

職場見学での雰囲気に騙されないように、本質を見抜く必要があります。

➂リファラル(referral)採用

最近注目を浴びているリファラル採用とは、自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用方法です。

リファラル(referral)には、求職者の紹介や推薦といった意味合いがあります。

つまり会社と求職者の双方を良く知っている人物の紹介のため、採用時のミスマッチが起こりにくいと言われています。

さらに人材紹介会社や求人媒体に支払う費用がおさえられるため、企業にとってもメリットが非常に大きい採用方法の一つになっています。

人材紹介業者にも特色がある

薬剤師求人の大手には、ファルマスタッフ、マイナビ、ヤクキャリ、リクナビ等があります。

サイトから検索して興味のある案件に問い合わせするパターンと、登録者の経歴を見てエージェントからスカウトの連絡があるパターン、そして実際にエージェントと面談して条件に合った案件を紹介してもらい面接、採用へと進めるパターンがあると思います。

私が初めて登録したのがファルマスタッフさんでした。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

面談でエージェントさんと顔合わせをして、面接に同行してくれるのはファルマスタッフの良いところだと思います。

フォローや面接で聞きにくいところも上手く確認してくれるので、面接や履歴書、職務経歴書に作成に自信のない人は良いかもしれません。

その他の人材紹介会社一覧

転職が上手くいくかどうかは、転職時期や良い紹介会社、担当のエージェントさんとの出会いなど様々な要因があると思います。

100%のマッチングは難しいかと思いますが、自分の中での絶対条件が守られていれば、それ以外は多少条件と違っても案外堪える事ができます。

最近転職してきた薬剤師さんは薬局と紹介会社を交えて、かなり入念に条件を打ち合わせてから入社して来られましたが、それでも「小児の患者さんが思っていたより多い、聞いてた話と違う」とおっしゃっていました。

患者の数や割合(小児が多いなど)は人によって感じ方が異なるので、数字で示すほうがトラブルは少ないかと思われます。

自分の中での絶対条件は給与だったのですが多少残業が多くても、人間関係が悪くても「悪条件込みの給与」だと思うと堪える事ができました。

紹介会社の中には、求人案件だけをメールで送りつけてきて、「この中で好きなもの選んで勝手に面接行ってください」という所もあるかと思います。

そして入職後のフォローも一切なし。

こういった紹介会社は目先の紹介料さえ貰えれば良し、と考えている可能性が大きいので気をつけて下さい。

そして担当のエージェントさんは、紹介業者の選び方以上に大切かと思います。よって会社の規模でなくエージェントさんとの相性を重視してくださいね。

error: Content is protected !!