鶏卵アレルギーに禁忌の医療用医薬品はまだあるの?(追記:牛乳アレルギー)

薬の勉強

患者さんのお母さんより鶏卵アレルギーがありますとの事。卵白由来の成分(リゾチーム)を含む薬は禁忌なのでまとめてみました。自宅にあった今日の治療薬2014ではリゾチーム塩酸塩を調べてみると4項目に記載がありました。

しかし古い2014年の今日の治療薬だったので「(鎮痛)(咳・痰)ノイチームとレフトーゼ、後)アクディーム、エリチーム、適応は慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解、気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症の喀痰喀出困難」は2016年の厚生労働省の再評価部会で有用性が認められずリゾチーム製剤は販売中止そして自主回収となっています。

以下の2項目は鶏卵アレルギーで注意すべき薬剤として記載しておきます。

(眼)ムコゾーム点眼液、リゾティア点眼液で適応は慢性結膜炎。

(皮膚)リフラップ軟膏とシートがあります。適応は皮膚潰瘍。

現在勤務する薬局の門前では、まず処方される事がない薬です。OTCではリゾチーム塩酸塩を含有する薬剤がまだあるみたいなので注意しましょう。どちらかと言うと卵アレルギーよりは牛乳アレルギーの方が注意するべき薬剤が多いような気がしますので一緒に調べました。

スポンサーリンク

牛乳アレルギーで気をつけるべき成分

タンニン酸アルブミンと耐性乳酸菌製剤とカゼインの3成分になります。

タンニン酸アルブミン(腸)適応:下痢症 腸管の収斂(収縮、縮む)作用があります
タンナルビンはまあまあ処方される事があります。禁忌として牛乳アレルギー、出血性大腸炎、細菌性下痢

耐性乳酸菌製剤(腸)抗菌薬と併用でも増殖する事のできる耐性乳酸菌です
ビオフェルミンRが良く使用されますが、実は先発はエンテロノンRなのです。しかし牛乳アレルギーがない事からもビオフェルミンRがメジャーなのかもしれません。
先)エンテロノンR
後)エントモール、ラックビーR、コレポリーR、ラクスパン、耐性乳酸菌散JG
禁忌の牛乳アレルギーは(ビオフェルミンRとレベニン)は除かれています

カゼインは薬の成分ではなく牛乳に含まれる乳タンパク質です。
ミルマグ錠(潰瘍)の制酸剤・緩下剤です。水酸化マグネシウムということで塩類下剤の酸化マグネシウム(マグラックスやマグミット)と別のページに記載されえいました。
エンシュアH、エンシュアリキッド、エネーボ、ラコール、アミノレバンEN配合散など(経腸栄養剤)

散剤や錠剤の粉砕後の賦形などに使用される事が多い乳糖についても気をつけましょう。

乳糖は散剤の調合に用いられたり、各種薬剤(吸入薬、カプセル、錠剤、散剤、静注用製剤など)に添加されており、非常に感受性の高い牛乳アレルギーの患者に対して稀に症状を誘発することがある。特に静注用製剤(ソル・メドロール静注用40mg)は注意が必要である。

食物アレルギーの診療の手引き2017より引用

アナフィラィシー症状が出現したときの内容など詳しく記載されているので、食物アレルギーの診療の手引きは薬剤師であっても一通り見ておくと良いかもしれません。

error: Content is protected !!