医薬品情報専門薬剤師(JASDI)認定資格

女性薬剤師 医薬品情報専門薬剤師
薬局むけの情報誌に掲載されていた「医薬品情報専門薬剤師」の認定資格について興味を持ったのでこの認定資格の詳細について調べてみました。
医薬品情報専門薬剤師とは、日本医薬品情報学会(JASDI)が医薬品の有効性や安全性を高めるために適性な情報を活用する事ができる薬剤師を育成するために創設、認定しているものです。
スポンサーリンク

認定資格を受けるには?

サイトを確認すると、医薬品情報専門薬剤師認定のための生涯教育セミナー2020に関する記載がありました。

まずセミナーとワークショップを受講する必要があるみたいです。今回は東京(熊本大学東京オフィス)での通常研修の受講(既に終了2/2)と遠隔研修(予定日:3/7・15・22)ができるみたいです。

東京近郊にお住まいの方であれば6000円で受講できる通常研修が良さそうです。もう一つの遠隔研修は12000円との記載がありました。

その後認定申請を行い、受験資格の認定を受けることが出来れば受験資格証が送られてきます。

そして認定試験を受験して合格すれば晴れて医薬品情報専門薬剤師の認定を受ける事ができます。認定審査料は1万800円です。

薬剤師の専門性とは?

医薬品情報専門薬剤師は、薬剤師の専門性に焦点を置いた認定資格ですが、薬剤師の専門性とは何なのでしょうか?

ここでは薬剤師の専門性は「医薬品情報」に関するエビデンスを精査、評価する技能であると考えられているようです。調剤薬局の薬剤師には医薬品情報の知識が圧倒的に足りないと言われています、確かに現場では知らない事はメーカー、MRさんからの情報提供を受ける形で運用していることが多いと思います。

しかし本来であれば、添付文書やインタビューフォームだけでなく、論文、医薬品の申請資料、審査報告書、医薬品リスク管理計画書(Risk Management Plan)といった様々な情報を精査する力が必要である事は言うまでもありません。

現在世間を騒がしているコロナウイルスに関しても、様々な情報が飛び交っています。患者さんに質問された場合でもテレビで専門家が言っていた受け売り程度の知識を伝えるだけでなく正確な情報提供ができるようになりたいと考えます。

医療情報検索テクニック

既に今年度の通常研修は終了している為、自分でできる薬剤師の専門性「医薬品情報」の検索、精査、選択力を高めたいと考えている方にお勧めの書籍をご紹介いたします。

青島周一氏、児島悠史氏の著書である「医療情報検索テクニック」です。

普段から添付文書やインタビューフォームのみに頼った情報収集をしていると陥るピットフォールを、調剤薬局でおきる実例に即したストーリー仕立てで医療情報の重要性に関して懇切丁寧に解説されています。

登場人物は医師の北里先生、薬局長の長井ヨシオ、新人薬剤師タロウやエイコの4人です。患者さんからの質問や医師の質問、そして調剤薬局で起きる様々な疑問に情報検索のテクニックを使って問題解決していきます。

まさに私のような添付文書やインタビューフォーム、ガイドライン、MRさん、ネット検索に頼っている薬剤師に最適な書籍ですので早速購入させていただきました。

こちらの書籍で、私が今まで患者さんから受けた疑問等に対して行っていた対応(google検索等で調べる)では恣意的になってしまう事がよくわかりました。今後はシステマティックレビュー・メタ分析の論文を意識してみる様に心がけたいと思います。

システマティックレビューとは論文情報を検索する前に調べたい疑問点を明確化して、系統的な文献検索収集を行う事、メタ分析とは収集した個々の研究結果を統計学的に統合して分析する手法(網羅的かどうかは問われない)。

当書籍において論文検索する時の推奨サイトをリンクしておきます。

これで新型コロナウイルスの予防に26~27度のお湯を飲んだり、トイレットペーパーを買うためにドラッグストアをはしごする事も無くなりそうです。

参考:医療情報検索テクニック(日経メディカル開発)

コメント

error: Content is protected !!