スポーツファーマシスト認定プログラムの基礎講習会を受講

スポーツファーマシスト
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先日、スポーツファーマシスト認定プログラムの基礎講習会を受講してきました。

京都会場は、国立京都国際会館で行われました。9:30~16:30までの長丁場の為できるだけ良い席で受講したいと思い早めに出発して受付開始時間8:45ちょうどに到着です。

会場受付で資料一式と大塚製薬のボディメンテドリンクを受け取り会場入りしました。

開始まで45分もあるので、座席を確保してから資料一式を眺めたり、広い館内を探索して時間をつぶしているうちに開始時刻の9:30になり講習会が始まりました。

講習会の内容は、禁止国際基準やオープンリスト、クローズドリスト、監視プログラム、TUE国際基準など初めて聞く言葉がありましたが、各講座の先生方の分かりやすい説明とテキストのおかげで何とか理解する事が出来ました。

医薬品についてはホルモン製剤やβ2作動薬、利尿薬など聞きなれた薬品名が多く、仕事での知識と関連付けて理解する事が出来たので非常に勉強になりました。

今回の講習会は月初めに行った健康サポート薬局講習会と違い、こまめに休憩があったので楽に受講する事が出来ました。

そして待ちに待った昼食です、周辺には何もなかったのですが幸い京都国際会館内にレストランがあります。

食後に時間が余ったので、会館の周辺と館内を散策していると綺麗な中庭に大きな池がありました。

外に出て池を眺めていると仲の良さそうな二匹の白鳥がやってきました。近づいても逃げないところを見るとこの会館で飼育されている白鳥さんのようです。

私の好きな白樺派で有名な武者小路実篤は「仲良きことは美しきかな」と言っていましたが、仲が良い関係は外から見ても心の中も美しく、仲が悪い関係は醜いのかもしれないそうです。

私も白鳥達のように、いつまでも仲良く人生の讃美、人間愛を語り続けたいと思います。

そして昼食後のお腹が膨れた後の講義では案の定、船を漕ぎ出す方々がチラホラと見えました。

しかしハンマー投げの日本記録保持者である、室伏由佳選手が登壇したことで皆さん目を覚まして講義を聞き始めました。

最後にスーパーアスリートの実体験に基づくお話を拝聴することができ、非常に充実した一日を過ごすことができました。

次は実務講習を受講する必要がありますので、引き続き頑張りたいと思います。

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スポーツファーマシストとは?

スポーツファーマシストは、JADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と日本薬剤師会が、アンチドーピング活動を目的として2009年に創設された認定資格になります。

最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師を養成する資格認定制度ですが、スポーツファーマシスト活動の主な目的は、薬の正しい使い方へのアドバイスと、薬に関する健康教育の普及・啓発を行うことです。

アンチ・ドーピングに関する情報が必要とされるトップアスリートに限られるものでなく、 一般の方々への薬に関する情報提供もスポーツファーマシストに求められています。

学生アスリートのうちからアンチ・ドーピングの啓発活動を行ったり、薬を服用する事が多い中高年層が健康のために行う運動をする中での体調変化に伴う適切なアドバイスなど活動は多岐にわたります。

スポーツファーマシストの三大意識

  • アンチドーピング活動への共鳴
  • スポーツのルールとして禁止される物質・方法について、自ら知識と情報を獲得する努力
  • 競技レベルや対象者に合わせた適切な情報の提供

資格認定までの流れは?

新規でスポーツファーマシストの資格認定を受ける場合は、4月に申し込みをしてから基礎講習会(受講料7,400円)を受講します。

今回は、東京と京都の2か所で開催されました。

全国で2か所の会場しかないため、西日本地区は中国四国地方や遠くは九州地方から来られている方も多くいらっしゃいました。

その後、eラーニングにより実務講習を受講し確認試験を受けて合格することで認定の申請を行います。(認定料20,500円)

有効期限は4年間で、継続要件として毎年のeラーニングの実務講習受講が必要となります。

更新要件は4年目に(基礎講習+実務講習+確認試験+更新料)が必要となります。

禁止国際基準について

ドーピングには、確信犯的に禁止物質を使用する場合と、医薬品やサプリメントを服用して不注意で禁止物質を利用してしまう意図しないドーピングがあります。

スポーツファーマシストは、禁止国際基準(PROHIBITED LIST)に掲載されている禁止物質と方法について理解しておく必要があります。

  • 常に禁止される物質と方法(競技会(時)及び競技会外)
  • 競技会検査で禁止される物質と方法
  • 特定競技において禁止される物質

※禁止表に掲載されていない監視物質は当該年における禁止物質ではないが、禁止物質に変更となる場合があるので意識しておく必要があります。

例)ディレグラに含まれる成分の一種:プソイドエフェドリンは、2004~2009年まで監視物質でしたが、2010年から禁止物質へと変更になりました。

治療使用特例(TUE)とは?

禁止物質や禁止方法の使用を要する医学的状態(病気やケガ)にある競技者であっても、申請して認められると治療目的で使用する事ができます。

例えばアスリートでの有病率が高いと言われている気管支喘息の治療薬である、β2作動薬の禁止薬であってもTUE申請を行うことで使用できる場合があります。

※吸入サルブタモール、吸入ホルモテロール、吸入サルメテロール以外を使用しなければならない理由が必要。

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