腹部エコー検査で水腎症の診断から再検査になってしまった話

病院受診

先日の人間ドックで水腎症の診断で医師から紹介状をもらいました。

思い返せばここ数ヶ月間ずっと背中の右側の肩甲骨あたりに鈍い痛みがあったのです。

しかしたぶん大丈夫だろうと思って病院にいかずモーラステープを貼って凌いでいたのです。

人間ドックの医師に「これは再検査した方が良いんですかね?」と聞いてみたところ

おそらく結石だとは思いますが、腫瘍だと良くないので必ず再検査してください

と言われたので次の日に早速近くの泌尿器科のある病院に向かいました。

初めての病院なので新患受付に保険証を提出すると紹介状のある方は別の受付口になりますとの事で隣の受付に回されました。

不安な気持ちのまま泌尿器科の受付に行くと昨日やった所にもかかわらず、検尿と採血を行いました。

「昨日のデータではダメなのかな?」

と思いながらも言われるがままに検査を終えて待合室で待っていました。

するとすぐに名前を呼ばれたので診察室に入ると、診察室には初老のベテラン医師が座っていました。

軽く挨拶を済ませると、医師は人間ドックの腹部エコーの画像データを見ながら話しだしました。

「エコーでは詳しい事がわからないから、改めて造影CTとレントゲンをやってみた方がいいですね」

「今後どうするかは結石であるか腫瘍であるかによってまったく異なります」

「上部の結石であれば衝撃波で粉砕できますが、下部であれば骨盤と干渉するので結石は粉砕しにくいので別の方法を考えます」

「年齢と喫煙や飲酒歴がない様なので、おそらく腫瘍である可能性は低いと思いますが念のために詳しく調べておいたほうが良いでしょう」

と一通りの説明がありました。

私は「もし結石だった場合に、骨に衝撃波が当たって骨が壊れる事はないのでしょうか?」と質問したところ「それくらいで骨は壊れませんよ、ははは!」と笑って答えて下さいました。

今日一日で決着がつくだろうと思っていましたが次回の受診は1週間後になりました。

診察室を出た後は3階のCTレントゲンの受付に向かいました。

あらかじめヨード造影剤CT検査について調べたところ、私の既往歴に喘息があったのでCT検査は造影剤なしでやるのかな?と思っていました。

しかし看護師さんの問診により現時点で喘息発作や服薬がなければ問題ないだろうとの事で、予想に反して造影剤を使用してのCT検査になりました。

昨日は胃カメラで同意書を書きましたが、今日はX線造影検査で同意書にサインをしました。

今まで健康でやってこれたのが本当にありがたく思った瞬間でした。

しかし同意書にサインをすると「何かあっても病院には責任ないですよ」と言われてるようで何とも不安な気持ちになります。

父も癌の治療で色々な検査や治療で常に同意書を書いていましたが、ずっとこんな不安な気持ちで戦い続けていたんだと再認識する事ができました。

看護師さんの持っていた指示書には造影剤イオパミロン注と記載がありました。

添付文書を調べるとイオパミロンは気管支喘息には原則禁忌だったので、特に問題はなかったようです。

製品の特徴及び有用性

非イオン性イオパミロン注はその構造式を非イオン化することにより造影剤のイオン負荷の問題を克服した造影剤です。

低浸透圧・低粘度 簡便性(シリンジ製剤)従来のバイアル製剤に比べ、詰め替えの手間がなく内容液も確認しやすい透明シリンジ製剤です。

摺動性が高い(シリンジ製剤)イオパミロン注の低粘稠性を活かすために注入時の摺動性が良いガラスシリンジを採用しています。

副作用発現率は6.3%(450/7,153例)

イオパミロン注300及びイオパミロン注370の副作用発現率は6.3%(450/7,153例)でした。

(用法・用量に関する一変承認時:承認時、使用成績調査[1985年11月~1991年11月]及び用法・用量に関する一変承認時の累計)

主な副作用は熱感126件(1.8%)、嘔気69件(1.0%)、発疹42件(0.6%)、口内乾燥40件(0.6%)、嘔吐33 件(0.5%)、潮紅23件(0.3%)、そう痒22件(0.3%)、BUN上昇22件(0.3%)、閃光感20 件(0.3%)などでした。

バイエル薬品株式会社サイトより引用

造影CTの前に糖尿病の既往歴を聞かれました。

イオパミロン注には併用注意でビグアナイド系糖尿病用剤(メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩等)での乳酸アシドーシスがあらわれるおそれがあります。

よって本剤を使用する場合は、ビグアナイド系糖尿病用剤の投与を一時的に中止するなど適切な処置を行う必要性があります。

造影剤によってビグアナイド系糖尿病用剤の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられているからだそうです。

病院で勤務していないと中々目にする事がないのですが、今後薬局で服薬指導するときに、ビアナイド系の服用歴がある患者さんが病院で造影検査をする場合に付け加えようと思いました。

そしてCT検査室に入りました、ズボンを膝まで下ろした状態で機械に仰向けに寝てまずは位置決めをしました。

その後右腕から静脈内注射でイオパミロンを注入しながら再度CTの機械に下半身が入っていきました。

造影剤を注入すると体の中が熱くなります、何かが体の中を駆け巡っている感じがします。

造影剤の副作用のほとんどは注入注に起こりやすいとの事だったのでアナフィラキシーを心配していたのですが杞憂に終わりました。

CT検査中は何度が息を止めたり吐いたりを繰り返して約10分ほどで無事に終了しました。

終了後は「造影剤を早く体外に出して、腎臓への影響を少なくするために普段の1.5倍の水分を摂取してください」と看護師さんに言われました。

その後、さらにレントゲン室で横と縦方向から撮影をしました。

最後に受付で支払い(12830円)を済ませてようやく終了です。

朝から受診して今日も14時過ぎに終了してお昼ご飯を食べました。もちろん水分をしっかりと取りました。

次回結果は1週間後ですが何もなければいいのですが。

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水腎症の検査結果は下大静脈後尿管?

そして人間ドックで見つかった水腎症の原因を診てもらいに、ちょうど1週間ぶりに病院に行ってきました。

朝の8:00に病院に着きましたが、受付が8:30からだったので受付カードをもらって先に尿検査をやっておきました。

検尿をしなければならなかったのですが、朝すぐにトイレに行ってからあまり時間がたっていなかったので尿意がありません。

仕方がないので売店で500ccのペットボトルのジャスミン茶と野菜ジュースを購入しておにぎりを食べながら暫く時間をつぶしました。

しかしなかなか尿意がやってくる気配がありません、診察時間が8:45なのであせります。仕方がないのでトイレで時間をつぶします、なんとか25ccを採尿してトイレにある小窓にコップを収めました。

そして待合の椅子で腰掛けて待つ事30分・・・

なかなか呼ばれません、もう9:15ですが一向に電光掲示板にも受付番号が出てきません。

意を決して受付に向かい受け付け番号と尿検査の結果がまだ出ていないかを確認しました。

受付の女性は「すみません、お伝えしようと思ったのですが台風の影響で先生が来られていません代診の先生にお願いしますのでもう暫くお待ちください」との言葉。

「ガーン!」

来週にまた来てもよかったのですが、採尿も済ませているので結果だけでも聞いてから帰ることにしよう。

仕方がないので代診の先生に呼ばれるのを待っているとすぐに声がかかりました。

「初めての先生は緊張するなぁ」

ドアをノックして名前を伝え入室しました。

前回のおじいさん先生でなく30~40代位の若い先生でした。

ヤング島耕作先生から台風で代診になった事と病態についての説明がありました。

「結論から言うと下大静脈後尿管という先天性のものです、右側の尿管が大静脈の後ろを回って膀胱へと降りていくので左と比べて尿が流れにくくなっています」

ヤング島耕作先生はA4の用紙に簡単な図を書きながら簡潔にしかし丁寧に説明してくださりました。

そしてCT画像をマウスで動かして、右の腎臓にだけ尿が貯留しているのを見せながら説明を続けました。

どうやら人間ドックの腹部エコーの時点でも結石が見えなかったので、先生は器質的疾患を疑い前回の検査で造影CTを選択した事、さらに再度の尿、血液検査では癌の可能性も考えてやっていた事が理解できました。

ヤング先生は理路整然と説明して「ほかに気になる事はありませんか?」と最後に聞いてきました。

私は「この下大静脈後尿管で日常生活で気をつけることはありますか?」と聞いてみました。

ヤング島耕作先生は「何もありません、食事も運動も今までどおり生活してもらって大丈夫です」「今回のドックでたまたまこれが見つかりましたがこの何十年か問題がなかったのであれば心配はないでしょう」

「次回からの人間ドックでも同じように水腎症が指摘されるでしょうが、エコーで結石が見つかったりでなければ心配ないでしょう」

「あと前回に訴えのあった背中の痛みは直接関係ないかと思います、もし痛みが出るのであれば右わき腹の辺りに指す様な痛みがあるかもしれません」

「その時はまた受診してください、それが下大静脈後尿管によるものであれば尿管を切断してまっすぐに繋ぎ合わせる必要があるかもしれませんので」

結果としては経過観察であった事もありますが、ヤング先生は非常にわかり易く患者として受診して安心感がありました。

私もこんな風に患者さんに思われるようになりたい、いつもの服薬指導に問題がないか反省しながら帰路につきました。

ということで結石を体外衝撃波結石破砕(ESWL)で壊す必要もなく、高額な医療費におびえる日々もなくなりました。

今回は健康診断で自分の知らなかった体質を知る事になりましたが、病気が見つかることもある事を考えると年に1回の健康診断は本当に大切だと思い知らされました。

忙しさを理由に人間ドックを後回しにしないようにしたいと思います。

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