「アジョビで変わる!」みたいなタイトルのチラシを見ていた同僚から突然に「アジョビって何ですか?」と聞かれました。
私は「知りません…、アジョビっていったい何ですか?」と聞き返しました。
すると「昔、アビショットって薬がありましたよね?」と関係ない話になり患者さんが来たのでそのままこの話は終わりました…。
アジェンダやらコモディティやらどんどん新しい横文字が出てくるので、きっとそのたぐいの言葉なのかなと少しやもやしたまま帰宅しました。
しかし、知らない事も知らないこんな世の中じゃポイズンと反町隆史さんも言っていたので、アジョビがいったい何なのか調べてみました。
アジョビとは?
スマホで「アジョビ」と検索すると、すぐに大塚製薬の片頭痛の発症を抑制する皮下注製剤である事がわかりました。
どうやら、エムガルティ(一般名:ガルカネズマブ)の仲間のようです。
出典:大塚製薬株式会社
一般名:フレマネズマブ(遺伝子組換え ※ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤)
抗CGRP(Calcitonin Gene-related Peptide:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)モノクローナル抗体の皮下注射剤
硬膜や三叉神経に存在するペプチドであるCGRPは血管拡張や炎症反応の要因とされています、よってこのペプチドが受容体と結合するのを阻害する事で片頭痛の発症を予防するとされています。
2種類の投与方法
皮下注射の薬剤で、2種類の投与方法があるみたいです。
用法用量
- 4 週間に1回225mg
- 12週間に1回675mg
12週間に1回の場合は3本皮下注射するみたいなので、毎月注射をしに行くよりも3か月に1回行く方が楽そうです。
現時点では病院で皮下注射してもらうみたいですが、オートインジェクター製剤の申請もしているそうなので、いずれは自己注射も可能になるのかな?
薬価は225mgのシリンジ製剤が、1筒で41,356円もするみたいです。
アジョビを薬局で扱う事は暫くなさそうですが高い薬はこわいなぁ…。
おわり
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