複数処方箋の同時受付の割引20%で夜間休日等加算の存在を忘れる‥

保険調剤事務
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二か所の病院に行く事で自分の処方箋を2枚貰う事があったのですが、異なる保険医療機関の複数処方箋の同時受付(1枚目以外は▲20%で算定される)を意識しすぎて、平日の19時過ぎに薬局(20時前が営業時間の調剤薬局)に持ち込んでしまい40点の加算がついて結局損してしまいました…

暫く実務から離れていたので、夜間休日加算の存在をすっかり忘れていました。

患者さんには「平日19時以降に来たら、120円(3割負担の場合)多くかかります」と散々言っておきながら、すっかり忘れていました。

でも、19時以降にも働いてくださっている人々の事を考えると、「これはあって然るべき加算かな…」と患者側になってみて思いました。

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異なる保険医療機関の複数処方箋の同時受付

異なる保険医療機関の複数処方箋の同時受付で安くなる金額は知れています。

調剤報酬点数表(令和5年4月1日施行)を元に計算してみます。

調剤基本料1 42点

調剤基本料2 26点

調剤基本料3 21点(月3.5万回超〜40万回以下の場合)

特別調剤基本料 7点(減算適用時の最下限 3点)

例)調剤基本料1(42点)の店舗で、自己負担割合3割の人が、異なる保険医療機関の処方箋を2枚持ち込んだ場合

1枚目 42点
2枚目 42点×0.8=33.6点 四捨五入で34点とすると割引額は8点

つまり3割負担だと患者負担では20円程度の割引にしかなりません。

チロルチョコも、去年から1個20円から1個23円になりました。

でも、20円だとうまい棒12円を買えますね。

夜間・休日等加算とは?

夜間・休日等加算は、以下の時間帯に調剤を行った場合に加算されます。
平日:午前8時までと、午後19時以降に加算
土曜日:午前8時までと、午後13時以降に加算
日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3):終日加算
時間外等加算(時間外、休日、深夜)とは、また異なる概念なので違いをしっかりと理解しておきましょう。
今回は、「2枚目はお得だったはず…」と思いながらも、夜間休日等加算の存在を忘れていたので、受付時間が19時以降になってしまい支払額が増えるというお話でした。

おわり

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