認定実務実習指導薬剤師の資格取得について

認定実務実習指導薬剤師
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前回研修認定薬剤師制度について書かせていただきましたが、他に薬剤師として取得できる資格について考えていきたいと思います。

日本薬剤師研修センターの各種認定制度は研修認定薬剤師の他にもあります。

漢方薬・生薬認定薬剤師制度
漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを認定する制度です。

小児薬物療法認定薬剤師制度
小児科領域において医薬品に関わる専門的立場から医療チームの一員として小児薬物療法に参画するための能力と適性を備え、さらに患児とその保護者等に対しても適切な助言および行動ができる薬剤師を養成し、認定する制度です。

認定実務実習指導薬剤師制度
6年制薬学生の長期実務実習の指導薬剤師を養成し、認定する制度です。

漢方薬・生薬認定薬剤師制度は、研修会(約5万~6万円の費用)を修了後、試験に合格すれば取得できます。漢方薬を極めていきたい薬剤師さんにおススメの資格です。

漢方薬の構成生薬など興味は持っているのですが、突き詰めるとかなり奥が深く難解な分野です。

小児薬物療法認定薬剤師制度は次の二つの要件を満たす薬剤師が認定を受けることができます。

  1. 「小児薬物療法研修会」における研修を修了し、試験に合格していること。
  2. 当センターに登録された、小児科病棟で薬剤管理指導業務が実施されている病院において1日(原則6時間)の小児関連実務研修を修了していること。

実務研修への参加など少しハードルが高いので今回は見送ることにします。

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認定実務実習指導薬剤師を取ることにしました

認定実務実習指導薬剤師制度は認定実務実習指導薬剤師養成研修で以下の二つの研修を受講し、修了することが必要です。

1)認定実務実習指導薬剤師養成ワークショップ
2)認定実務実習指導薬剤師養成講習会

今年はこれを取得することを目標にしようと思います。まず(2)講習会の予約をしました、これには受講資格があります。実務経験が5年以上で、現に週3日以上、20時間以上勤務している、ガイドラインなど諸々の条件に沿った薬局に勤務している。全て満たしていたので申し込みはOKです。

これを受けた後にワークショップに参加する予定です。先輩の薬剤師に聞くとこれが大変だったそうです。

5.認定実務実習指導薬剤師養成研修の受講資格

①実務経験
薬剤師実務経験(病院又は薬局におけるもので、勤務時間数が1週間当たり3日以上かつ20時間以上の場合に限る。以下同じ。)が5年以上あること。なお、6年制の薬学教育を受けて薬剤師となった者は、薬剤師実務経験が3年以上あれば、認定実務実習指導薬剤師養成研修を前もって受講することができるものとする。ただし、認定実務実習指導薬剤師の認定申請は、薬剤師実務経験が5年以上となってからでなければ行うことができない。
②勤務状況
薬剤師実務経験が、受講しようとする時点において継続して3年以上であること、かつ、現に病院又は薬局に勤務(勤務時間数が1週間当たり3日以上かつ20時間以上の場合に限る。)している者であること。
③勤務先等の望ましい条件
ア 病院の場合
(ア)薬剤管理指導業務を実施し、院外処方箋の発行を推進していることが望ましい。
(イ)病棟薬剤業務実施加算の届出を行っていることが望ましい。
(ウ)一般社団法人日本病院薬剤師会賠償責任保険(施設契約) 又はこれと同等の賠
償責任保険に加入していることが望ましい。
イ 薬局の場合
(ア)薬学実務実習に関するガイドライン(平成27年2月10日薬学実務実習に関する連絡会議)が求める地域保健、医療、福祉等に関する業務を積極的に行っていることが望ましい。
(イ)「健康サポート薬局」の基準と同等の体制を有していることが望ましい。
(ウ)改訂・薬学教育モデル・コアカリキュラムに示された「代表的な疾患(がん、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳血管障害、精神神経疾患、免疫・アレルギー疾患及び感染症をいう。)」に関する症例を実習できる体制を整備していることが望ましい。
(エ)薬剤師賠償責任保険に加入していることが望ましい。
また、公益社団法人日本薬剤師会生涯学習支援システム(JPALS)、一般社団法人日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師、公益財団法人日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師等の生涯学習システムに参加又は認定を取得している薬剤師であることが望ましい。

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