過活動膀胱(OAB)の患者さんは加齢とともに増加傾向が認められているのですが、若年層でも過活動膀胱(OAB)の患者さんは一定数いらっしゃるので気にせず使用できるといった事は、かなり大きなアドバンテージかと思われます。

併用禁忌もなく、併用注意も以下の5種類だけになります。

  • アゾール系抗真菌剤イトラコナゾール等
  • HIVプロテアーゼ阻害剤リトナビル等
  • リファンピシン
  • フェニトイン
  • カルバマゼピン

高齢者になると肝臓や腎臓の機能障害、併用薬が多いことが考えられるので、併用禁忌や併用注意などの安全性を考えるとこれからはベオーバに移っていくのかな?と思われます。

ベオーバは排尿圧に影響をおよばさずに膀胱容量を増大

ベオーバは選択的にβ3アドレナリン受容体を刺激する事で、排尿圧に影響をおよばさずに膀胱容量を増大する(※カニクイザル)とパンフレットには記載されています。

承認時の評価資料に記載のあったグラフでは、ベオーバをカニクイザルに静脈内投与後の膀胱機能に対する作用を※膀胱内圧測定法(シストメトリー)で検討しています。確かに排尿圧が横ばいである事に対して膀胱容量は右肩上がりなっています。

※カニクイザルは名前の通りカニを捕食しますが、雑食で植物の果実や魚など様々な物を食べるそうです。ヒトとの類似点が多いので、実験動物としてもよく用いられています。天王寺動物園にも確かカニクイザルはいたと思います。

※動物における排尿機能の測定法の一つで、膀胱内に生理食塩水や空気を注入しその注入量と膀胱内圧との関係を記録する。