「男性の薬剤師さんお願いします」の電話と地方厚生局HPの関係性は?

ビジネスマン 役に立つ話

先日、お昼過ぎの少し落ち着いた時間帯に薬局に電話がかかってきました。

事務さんが電話を取ると「先ほどお伺いした者ですが、男性の薬剤師さんお願いします」との事でした。

「午前中に投薬した患者さんから薬の問い合わせかな?」と思いながらレセコンのモニターで午前中の患者さんを投薬順に並べて受話器を受け取りました。

すると「投資用マンションについてご案内させていただきます‥」と始まりました。

「ぜんぜん先ほど伺ってないやんか‥」と思いながらも、「間に合っています」とお伝えして受話器を置きました。

不動産屋さんからの投資用マンションだけでなく、様々なセールスの電話が調剤薬局にかかってくる事が多いかと思います。

しかし大抵は相手が会社名を告げたところで切られる事が多いので、この様に患者さんのふりをしたセールス電話がたまにかかってきます。

営業さんにもノルマがあるのはわかるのですが、セールスの電話をする相手先を変えたほうが良い様な気がします。

たまに薬局経営者や管理薬剤師の氏名を名指しでかかってくる場合もあるのですが、これは各地方厚生局のホームページの「コード内容別医療機関一覧表」から調べていると思われます。

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保険医療機関・保険薬局の指定一覧表からわかる事は?

地方厚生局 管轄地域
北海道厚生局 北海道
東北厚生局 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東信越厚生局 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県
東海北陸厚生局 富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
近畿厚生局 福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国四国厚生局 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
四国厚生支局 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州厚生局 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

各地方厚生局のホームページを見る事は、勤務する薬局の保険薬剤師に変更があったときや施設基準の申請や届出等の時に開く程度かと思います。

しかし厚生局のホームページには、保険調剤薬局に関する様々な情報が開示されています。

「保険薬局の施設基準の届出受理状況」からは、各都道府県の薬局(PDF)ファイルを開くと、調剤基本料や後発の加算状況を知る事ができます。

これで処方箋を持って薬を貰いにいく場合、その薬局での調剤技術料の大体の目安を知る事ができます。

また「保険医療機関・保険薬局の指定一覧」には、以下の情報が誰でも見る事ができるように開示されています。

  • 医療機関番号
  • 医療機関名称 薬局名
  • 医療機関所在地 郵便番号・住所
  • 電話番号/勤務医数 常勤数・非常勤数
  • 開設者氏名 薬局経営者
  • 管理者氏名 管理薬剤師
  • 指定年月日/登録理由/指定期間始 新規・継承・移転・組織変更
  • 病床数/診療科名
  • 備考

様々な業種の営業さん達は、黄色のアンダーラインの情報から、電話番号、薬局の経営者、管理薬剤師を調べてセールスの電話をしてきているかと思われます。

医科、歯科、薬局と全ての情報が開示されているので、当然病院の先生方にもセールスの電話をかけている事が想像できます。

転職先の情報を推測する事にも役立つ?

厚生局のホームページには他にも、「個別指導及び適時調査において保険医療機関等に改善を求めた主な指摘事項」などの情報が年度ごとに掲載されています。

何気なく行っていた保険請求の錯誤や注意点が見つかる事もありますので、指導を受ける前に修正して適正な保険診療・保険請求を行うようにしたいものです。

そして勤務医数の欄に記載されている「常勤数・非常勤数」から、その薬局のおよその常勤正社員と非常勤の薬剤師数が把握できるかと思います。

例えば常勤が1人で、非常勤が5人の場合、常勤の管理薬剤師がお休みの時に他店やパートの非常勤薬剤師が交代で応援に来ている事などが想像ができます。

もしくは曜日や時間帯により、忙しい時だけ応援に来ているのかもしれません。

常勤と非常勤の違いは、雇用形態(正社員・パート)は関係なく薬局で定めている勤務時間に対してどれだけ働いているかによって決定します。

非常勤だからパートさんというわけではなく、その店舗に固定されていない薬剤師という感じで理解したほうが良いかも知れません。

よって面接や職場見学時に、可能であれば1日あたりの処方箋枚数を確認して記載された常勤の薬剤師数から大体の忙しさを推測する事は可能かもしれません‥。

ただしこの人数はあくまで薬局側の申請によるものなので、決して推測の域を出る事はありません。

転職先の実情を知るためには、やはり実際に勤務してみない事にはわかりえないかと思われます。

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