ここ最近頭を動かすと回転性眩暈(めまい)の症状が出だしたので、良性発作性頭位めまい症を疑って様子を見ていたのですが、いっこうに良くならずむしろひどくなってきていたのと、手のしびれ、吐き気も出ていたので小脳梗塞が怖くなって脳神経外科を受診する事にしました。
3年前にも眩暈の症状があったので、人生で初めて脳神経外科を受診すると頭部MRI検査(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)をする事になりました。
その時には異常なし、先生からは「ストレスからくる眩暈じゃないでしょうか?」と言われました。
今回も同じ脳神経外科に予約を入れようと電話するも「2週間先まで予約で一杯です」との回答。
仕方なく近所の脳神経外科をgoogleマップで探してクチコミと評価の高い医院を探してネットから予約しました。
初めて行く病院はいつも不安です…
いったいどんな先生なのか?
そして診察費用にいくらかかるのか?
ちなみに前回のMRI検査もこのブログに記事が残っていたので見直してみたのですが、3割負担で7,870円でした。
健康診断の結果を持参する
探し出した病院は、去年できたばかりの駅に近い脳神経外科リハビリクリニックでした。
新しい病院を受診する時には、googleマップの口コミと必ずその医院のホームページを見て、先生の経歴を見るようにしています。
先生のお写真も載っていました、私よりも若くてなかなかのイケメン先生です。
出身大学や経歴も載っていたので見せていただきました。
そしてネット予約で受診当日にMRI検査をする事も可能だったので、迷うことなく予約をしました。
直近の健康診断の結果も一緒に持っていく事にしました。
3年ぶりのMRI検査
とても綺麗な院内に入って問診を記入してから、医師から健康診断の結果を見ながら症状の聞き取りがありました。
「コレステロール値が高いけど、まだ薬を飲むほどではないですね~」
しばらく色々と確認されて、やはり眩暈だけでなく手のしびれや吐き気もあった事からMRI検査をする事になりました。
金属類を全て外して耳栓をしてからMRI装置の上で横になり頭を固定します、やがて頭部がドーナツ型の装置に吸い込まれていきました。
「ドッドッドッ…」
工事現場のような音が10分以上続き、最後にすごい高音が耳に響きました。
無事に検査が終わり、改めて診察室にいる先生から結果を聞きました。
「腫瘍なんかも見えないし、血管も綺麗なんで問題なさそうですね」
「前庭神経炎か良性発作性頭位眩暈症かもしれませんね、手のしびれは末梢神経に問題がある可能性が高いです」
「とりあえず薬を2週間分出しておくので様子を見てみましょうか」
こちらの質問にも滞りなく回答していただきました。
良い先生で良かった!
金額は処方箋発行料込みで6,790円でした。
【処方薬】
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- アデホスコーワ顆粒10%(一般名:アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物)
- セファドール25㎎(一般名:ジフェニドール塩酸塩)
- メチコバール500㎍(一般名:メコバラミン錠)
アデホスコーワ顆粒10%
名称の由来はAdenosine tri phosphateから命名されている。
アデホスの主西部であるATP(アデノシン三リン酸)は体内で必要なエネルギー供給物質で、血管拡張作用、脳や様々な組織(胃、内耳、心臓)の血流を改善します。
アデホスコーワ顆粒は口に含んだ時に若干の甘味を感じます、そして飲みだしてから眩暈だけでなく胃の調子が良くなったような気がします。
アデホスの効能効果は以下のようになっています
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頭部外傷後遺症
- 心不全
- 調節性眼精疲労における調節機能の安定化
- 消化管機能低下のみられる慢性胃炎
- メニエール病及び内耳障害に基づくめまい
めまいは1回100mgを1日3回経口投与、めまい以外は1回40〜60mgを1日3回経口投与でどちらも適宜増減があります。
よって基本的にはアデホスコーワ顆粒10%は1g包なので、めまいで処方されている事になります。
セファドール錠
名称由来はCephalographyとDifenidol に由来。
Cephalography(セファログラフィ)が何なのか知らなかったので調べてみたのですが、頭部X線規格撮影の事みたいです。
効能効果:内耳障害にもとづくめまい
ジフェニドール塩酸塩の眩暈に対する効果は、椎骨動脈の循環改善作用と前庭神経路の調整作用によるとされている。
添付文書の効能効果にメニエール病とは書かれていませんが、インタビューフォームの製品の治療学的・製剤学的特性として以下の記載がある。
1)メニエール病などの「内耳障害にもとづくめまい」を改善する
2)前庭系機能障害側の椎骨動脈の血管攣縮を緩解し、その血流を増加させ、左右の血流のアンバランスを是正する。
3)めまいの原因となる前庭系の異常なインパルスを前庭神経核および視床下部のレベルで遮断する(ネコ、ラット)。
先生の言うとおりに、とりあえず2週間服用して様子を見る事にします。
あと3年前もそうだったのですが、やっぱりMRI検査後は肩凝りがすっきりと治ります。
磁力のパワーで血流が良くなっているのでしょうか?
今回もエビデンスは調べていません。
不思議です。
おわり
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