【クラシエ漢方セラピー】人にやさしくなるゲームを薬剤師がやってみた

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クラシエ薬品から昨年末()に発売されていた「漢方セラピー」15周年記念※大切な人を想って、あなたならどんな言葉をかけますか?「人にやさしくなるゲーム」を入手したので早速仲間内で体験してみました。

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人にやさしくなるゲームとは?

クラシエ薬品さんのOTCブランドである「漢方セラピー」の15周年記念で作成されたカードゲームです。

このゲームをプレイする事によって、自然と人に対してやさしい声掛けができるようになるという画期的なゲームになっています。

きっと薬剤師や登録販売者も「人にやさしくなるゲーム」をプレイする事で、自然と患者さんへのやさしい声掛けが身について服薬指導の役に立つと考えられます。

2006年に誕生した『漢方セラピー』は、今年で15周年を迎えます。

生活や価値観が急速に変化する中で、誰もが“自分らしい”生き方をできる社会になってほしい、という想いを込めて、クラシエ薬品として初めて、カードゲーム「人にやさしくなるゲーム」を企画・開発しました。

これまであまりコミュニケーションの対象とされてこなかった身体の「症状」や「お悩み」について考える内容となっています。

引用:クラシエ薬品株式会社

遊び方について

今回の参加者は、薬剤師と薬学生と登録販売者など漢方薬に関わる事が比較的多い職種です。

このメンバーがゲームの進展にどのように影響するのか少し楽しみです。

箱の中には以下のゲームカードや取扱説明書などが入っています。

  1. 症状カード 45枚
  2. アプローチカード 9枚
  3. セラピーチップ 9枚
  4. 症状リスト 6枚 
  5. 砂時計(1分) 1個

ゲームの目的は「体調不良の人」「やさしい言葉がけをする人」にわかれて、体調不良の方に自分の症状を気づいてもらうといった内容です。

■簡単なゲームの流れ

①体調不良の人は症状カードをおでこに当てて、周りの人から優しい言葉がけをしてもらいます。

②周りの人はアプローチカードの方法に沿って体調不良の人に気づいてもらいます。

③そして体調不良の人が、自分の症状に気が付くきっかけとなった優しい言葉(※セラピーワード)を発言した人にセラピーチップを渡します。

症状名が含まれる単語は使用できない事、そして回答できるのは一回だけなので類似した症状だと結構難しい…。

※セラピーワードとは、相手の症状からその人の気持ちを想像して気遣う事で生まれる言葉

遊び方の動画

ゲームをやってみた感想

このゲームはアプローチカードの種類によって声掛けの有利不利が多少働きます。

■アプローチカード(全9種類)

  • 気遣い 「○〇しましょうか?」と声掛け
  • なりきり 上司や子供、恋人になりきった声掛け
  • 体験/共感 自分の体験談や共感した声掛け
  • オノマトペ 擬音(ズキズキやグルグル等)を用いた声掛け
  • ジェスチャー 身振り手振りだけで伝える
  • 渾身のやさしい一言 嬉しいと思われるやさしい声掛け
  • 自由なやさしさ(上記カードなど何でもOK)

例)症状カードが「鼻づまり」の場合

ジェスチャー 鼻をかむ動作
体験/共感 「温かい蒸気で楽になりましたよ」
オノマトペ 「ズルズルした症状は治まってますか?」

日頃から患者さんに声掛けをしていたり、大学の授業やOSCE(オスキー)で経験しているせいなのか優しい声掛けがみんな異常に上手いです。

初回プレイからかなりの高確率で症状を当ててしまいます。

さらに漢方薬や医薬品の知識を用いて「オルテクサー軟膏塗ったらどう?」などとダイレクトに「口内炎」と答えが出てしまう事例が頻発したので医薬品名や医療用語を出すのは禁止というルールを追加しました。

 

しかし「ビタミンB2やB6がいいって聞くよ~」とすぐに医療知識を使いたがります。

そして「これは医療用語だろう!」、「いや違うよ!」と境界線が難しくなりました。

あくまで優しい言葉がけで気が付いてもらわないとゲームが成立しません。

お互いにやさしい気持ちでゲームも進行しましょう!

おわり

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