以前に転んだ拍子に後頭部を強打してからというもの、夜寝るとき枕ありで寝るのが辛くなって枕なしで眠ることが多くなりました。
そして関係があるのかわかりませんが、頭痛と肩凝りが酷くなってきました。
硬膜下血腫の疑いもありましたが、「鑑査で刻印を見る生活で目を酷使しているからかな?」と手持ちのテルネリンやブルフェン、ロキソニンを服用しながら騙し騙しの日々を送っていました。
しかし朝起きがけの頭痛のひどさと肩凝り、そして夜になると少しましになるという症状の繰り返しで脳梗塞も疑い脳神経外科を受診しMRI検査を受けることになりました。
MRI検査とは?
MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、磁気共鳴画像診断装置の事を指します。
病院でMR検査、MRIなど大きな磁石の中に人が入って脳の腫瘍などの検査をすることがあります。 このMRIはどういう原理や仕組みなのでしょうか?まずMRですがこれはMagnetic Resonanceの略で、磁気共鳴といいます。
その磁気共鳴の中でも核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance)の原理に基づき、水素原子核(プロトン)の状態を調べることにより、体の状態を知ることが出来ます。
プロトンは水(H2O)に必ずふくまれており、この原子の核磁気共鳴状態を調べることにより、そのプロトン原子の周りの状態が健康状態か、そうでないかがわかります。
これにより異常部分の診断が可能になるものです。
日本磁気学会サイトより引用
この検査では磁場と電波を使用するためCTと違い放射線による被ばくがなく安全というイメージですが、検査時間が長く(頭部:20~30分、心臓:1時間)閉所恐怖症に人には向いていないと聞いていました。
そして検査中にすごい音が耳元でずっと鳴り響きます。
以前勤めていた薬局で同じビル内にMRIの設備があったのですが、区画の違う薬局で働いていても壁越しにMRIの検査の音が聞こえてくるほどでした。
去年受けたCT検査のように一瞬で終わることがないので、被ばくとは違う意味で心配です。
金歯銀歯、刺青やタトゥーは大丈夫?
MRI検査前に問診表を記入して、さらに看護師さんから再度問診についての確認がありました。
問診表でMRI検査を受ける事ができない場合として以下の記載がありました。
- 心臓ペースメーカー、神経刺激装置(深部脳刺激装置、TENS装置)等を装着している方
- 金属製の心臓人工弁、人工内耳(移植蝸牛刺激装置)等を入れてある方
- 脳動脈瘤の手術により、金属クリップを入れている方
そしてMRI検査を受ける事ができない可能性がある場合として、閉所恐怖症、入れ歯やインプラント、刺青やタトゥーのある方と記載がありました。
看護師さんに金歯銀歯、そしてロックバンド「HighsidE」のNosukeさんが言っていたタトゥーは本当に大丈夫?なのか聞いてみたところ、磁石埋入式の差し歯でなければ大丈夫との事でした。
タトゥーもここ最近のものは顔料に酸化鉄を使う事がないので大丈夫との事でした。
しかし医院によって医師の考え方や使用するMRIの機械が違いますので、必ず受診した病院できちんと確認、問診をうける必要があります。
大阪で裁判にもなった美容整形外科で行われたリフトアップに使用される「金の糸」も、MRI検査の可否は病院によって異なるみたいです。
ちなみに薬剤師になじみの深い狭心症の治療薬であるニトロダーム等は、外層等の支持体にアルミニウムを使用しているので、装着したままMRIやAED等をすると支持体が破裂したり火傷を引き起こす可能性があります。
緊急の現場では、救命救急士や一般の方が除細動を行うことが考えられるので、AEDやMRI検査などを受ける可能性が高い患者さんとして服薬指導をする場合は忘れずにお伝えください。
MRI検査の費用は?
検査室に入ってから上半身はTシャツ1枚になり、頚椎のレントゲン撮影を4枚撮影してからいよいよMRIの検査です。
時計や金属類を全て外してから横たわり、耳の横にクッションを敷き詰めて頭を固定して技師さんに「検査中は動かないで下さい、そして何かあった場合は右手に握ったブザーで知らせてください」との説明をうけました。
そしてベッドは巨大なドーナツ型の機械の中にゆっくりと頭から入っていきます。
閉所恐怖症でなくとも何となく不安になります。
しばらくすると「ドッドッドッ」と機械音が始まりました。
そして5分くらいすると違う音に変わります。
「いつまで続くのかなぁ…」と目を開けたり閉じたりしていました。
耳で聞こえる音は色々と変化します、そして途中静かになった一瞬モスキート音の様なものが聞こえました。
「もしも今、この機械の中にモスキートが入ってきたら大変だぞ!
そう考えると急に恐ろしくなってきました。
その昔寝ている時に鼻の頭を蚊に噛まれて、真っ赤なお鼻のトナカイさんと言われたことがありました。
しかし見た目がトナカイよりも、鼻の頭を噛まれるとものすごく痒いのです。
モスキート音が聞こえてからというもの、目だけを動かしてモスキートがいないのか探索しました。
その間はとても長い時間に感じました、そして推定20分程度でようやく終了となりました。
モスキート検査から無事に生還して、さらに30分ほど待合室で待っていると診察室に呼ばれ診断結果が告知されました。
先生からは「MRI画像を見た感じだと特に頭をぶつけた感じも、脳梗塞もなく綺麗で問題なさそうですね」とのお言葉をいただきました。
「頚椎のレントゲンもおおむね問題なさそうです、椎間板が少し狭いところとストレートネック気味なので姿勢を正してください」
確かに薬局での業務はほとんど下を向いて作業をしています、本やスマホを見てる時もそうです。
これからは涙がこぼれないように、上を向いて歩くようにしたいと思います。
そしてお会計の時です、初診料・MRI撮影・頚椎の単純撮影・電子画像管理料・コンピューター断層診断等々を含み合計で3割負担の7870円でした。
MRI検査後の体調の変化
なんとも不思議な事に、このMRI検査が終わってからというもの強力な磁場の中にいたことで肩凝りがすっかりと良くなったのです。
あれだけ、温泉に入ったり肩凝り体操をして肩をぐるぐる回したり、ロキソニンテープやボルタレンゲルを塗っても改善しなかった肩凝りがです…。
ピップエレキバンが磁石の力で血流を改善して肩凝りに効くのと同じような効果が生まれたのでしょうか?
そういえばピップエレキバンを試したことがなかったので、これから肩凝りが酷くなったときは使用していたいと思います。
8/11に早速購入して使用してみました、つけていると肩凝りは幾分ましな気がしますが劇的な効果は感じられません。
日常生活でもパソコン業務や鑑査業務が多いので、どうしても緊張型頭痛や肩凝りは起きてしまいます。
何よりも年を取って運動習慣がなくなり筋肉量が減っているので、まずは筋トレを習慣化しなければいけません。
※科学的根拠については調べていないのでわかりませんので、恐れ入りますがMRI受診、ピップマグネループに関しては全て自己責任でお願いいたします。
おわり
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