ピートルチュアブル錠はSPトローチ錠と形が似ていますね

薬の勉強

このところ在宅の透析患者さんの処方箋を扱うようになり、今までに扱ったことのない薬がよく出ます。

今回のピートルチュアブル錠もそんな一つです。

やはり色々な店舗で働かないと、ほとんど新しい薬の知識が増えませんね。

そして患者さんより「ピートルチュアブル錠はSPトローチ錠と似ていますね」と言われました。

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ピートルチュアブル錠は何の薬?

ピートルチュアブル錠は、高リン血漿の治療薬です。

食事中のリンを消化管内で吸着して排泄するお薬になります。

名称の由来は想像通りですが

P(リン)+「とる」から命名されています。

一般名:※スクロオキシ水酸化鉄

(※スクロース/酸化水酸化鉄(Ⅲ)/デンプンの混合物で、鉄を約20%含有している)

ピートルチュアブル錠(スクロオキシ水酸化鉄)の作用機序は、消化管内でリン酸と結合することで消化管からのリン吸収を抑制して、血清のリン濃度を低下させます。

効能効果:透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

用法用量:通常、成人には、鉄として1回250mgを開始用量とし、1日3回・食直前に経口投与します。以後、症状や血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1 日3000mgとする。

<用法・用量に関連する使用上の注意>
1 .本剤投与開始時又は用量変更時には, 1 ~ 2 週間後に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい。
2 .増量を行う場合は,増量幅を鉄として1 日あたりの用量で750mgまでとし, 1 週間以上の間隔をあけて行うこと。
3.本剤は口中で噛み砕いて服用すること。

チュアブル錠なので口腔内で噛み砕いて飲み込むことになるので、味が気になります。担当のMRさんのお話ではチョコレート味との事ですが、実際は微妙なところだそうです‥。

副作用として、下痢や軟便が起きることがあります。そして鉄剤ということで便が黒くなる事は患者さんに伝えなければいけません。

歯や舌が一時的に着色することもありますので、うがいや歯磨きをする事も伝えましょう。

そしてこの薬はあくまで食事中のリンと結合して吸収を抑えるだけであり、血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮しなければいけません。

併用注意

併用禁忌はありませんが、併用注意があります。

薬剤名等

  • テトラサイクリン系抗生物質 ドキシサイクリン塩酸塩水和物等
  • 甲状腺ホルモン製剤 レボチロキシンナトリウム水和物等
  • 経口用セフェム系抗生物質製剤 セフジニル
  • 抗パーキンソン剤 ベンセラジド塩酸塩・レボドパ等
  • 慢性特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血治療薬 エルトロンボパグオラミン
機序危険因子としては、これらの薬剤では鉄剤との結合により吸収が減少するおそれがあるとの報告があります。フェロミアなどのクエン酸第一鉄ナトリウム製剤におけるキノロン系は記載がないみたいですね。

ピートルには、かまずに服用できるマイクロタブレット型の顆粒剤もあります。MRさんによるとほとんどの患者さんでこちらの顆粒剤の使用が多いとの事です。どうやらチュアブル錠の処方は珍しいみたいです。

最後になりますが、アンサングシンデレラの第2巻が出るみたいなので早速予約しておきました。今度はどんな薬剤が取り上げられるのか楽しみです。

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