先日、西長堀の中央図書館に本を返しに行く途中で雨が降ってきたので、目の前にあった中華料理屋さんに避難しました。
店名は「Chinese 李香」(リーシャン)と言うようです。
私のかつてのランチの基準は500円なので950円はあきらかな予算オーバーだったのですが、暴風雨にさらされた我々の命には替えることができません。
店内に入ると既にランチタイムは過ぎていたので誰もいません。
女性の店員さんに4人掛けのテーブルに通されてランチメニューを受け取りました。
店の外にあった看板で今日のランチ3種類を既に見ていたので、私の心はザーサイ炒飯セットに決まっていました。
注文を通してから、テーブルに置かれた氷入りの冷水を飲み更に体を冷やしてしまいました。
暫くすると誰もいないために、すぐに炒飯セットが目の前に運ばれて来ました。
適当に入ったお店だったのでまったく期待していなかったのですが、一口食べて「美味しい!」とつぶやいてしまいました。
そして小皿の蒸し鶏、スープもとても美味しいです。
この炒飯は私が今まで食べた炒飯の中で、心のベスト3にランクインする美味しさでした。
あっという間に炒飯セットを平らげた私は大満足な気持ちで席を立ちました。
するとシェフがわざわざ厨房から出てきて送り出してくださいました。
このホスピタリティでディズニーランドに行ってきた様な気分になった私は、たいへん幸せな気持ちで図書館に行くのを忘れてそのまま岐路に着きました。
雨は既に上がり快晴となった空は、我々の前途を祝しているかのようでした。
「明日も行きたいなぁ」そんな気持ちにさせる素晴らしいお店でした。
おわり
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