面できた処方箋に、抗リウマチ薬のケアラム(イグラチモド)がありました。
ケアラムが処方されている場合は、併用薬にワルファリンがないかチェックする必要があります。
過去にケアラムとワルファリンの相互作用により、PT-INRが増加し死亡、重篤の報告がされています。
プレスリリースによると死亡例の患者さんは50mgに増量後に肺胞出血、呼吸困難感があり自己判断により中止したがPT-INRが11.91まで上昇しています。
ケアラム(イグラチモド)とは?
ケアラムは、主に免疫グロブリンや炎症性サイトカインの産生抑制作用により抗リウマチ作用を示す疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)で免疫調整薬に分類されます。
ガイドラインでは、リウマチ患者の疾患活動性改善を目的としてイグラチモド投与が推奨されていますが、長期安全性は確認されていません。
弱い推奨であるため、リウマチ専門医の門前でなければ処方を見る機会は少ないかもしれません。
効能効果:関節リウマチ
用法用量:通常、成人にはイグラチモドとして、1回25mgを1日1回朝食後に4週間以上経口投与しそれ以降、1回25mgを1日2回朝夕食後に増量
名称の由来:Care+RA(リウマチ)+Medicine(薬)=ケアラム
リウマチをケアする治療薬から来ています。
コルベットの名称由来は特になしとの事でした。
※ケアラム(エーザイ)には併売品としてコルベット(富山大正)があったのですが、2019年3月販売中止となりました。(経過措置期間は2020年3月末)
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