もう3年も前に受講しました健康サポート薬局の【技能習得型研修会】の続編である【知識習得型研修(e-ラーニング)】22時間がようやく終了しました。
前回の【技能習得型研修会】に参加した時の様子は以下からどうぞ!
なぜ3年間もかかったのか?
技能習得型研修会の終了後3年以内に知識習得型研修(e-ラーニング)を終了する必要がありました。
まだまだ先だと思っていたのですが、早いもので終了後3年が経過しそうだった為に急いでe-ラーニングを終了させた次第であります。
そして【技能習得型研修会A・B】の受講証と併せて公益財団法人日本薬剤師研修センターへ申請致しました。
申請後に仮修了証がハガキで送られてきて、さらに1~2週間ほどして健康サポート薬局研修修了証が交付されました。
健康サポート薬局とは?
2016年にかかりつけ薬剤師/薬局の制度と一緒に作られたのが健康サポート薬局の制度になります。
健康サポート薬局は、医薬品だけでなく、サプリメントや健康食品、保険・介護・食事・栄養など健康に関する事を相談する事ができる薬局です。
加算というニンジンのあったかかりつけ薬剤師と異なり、加算もなくハードルだけが高い健康サポート薬局の申請件数は未だにあまり伸びていません。(R4/7/5現在 大阪府では269軒)
しかし今後の薬局の生き残りを考えた場合に、健康サポート薬局として地元の相談窓口として最初に頼られる存在になる必要性があるのでは?と私は考えています。
健康サポート薬局の探し方は各都道府県の薬局機能情報検索を使用して、健康サポート薬局の欄にチェックマークを入れて検索してください。
まだまだ申請件数が少ないので、取りやすい今のうちに差別化するためにも健康サポート薬局の研修修了証だけでも取得する事をおすすめいたします。
健康サポート薬局にいる薬剤師
薬剤師の資質(5年以上の実務経験、研修受講等)、薬局内の設備、開店時間などの基準を満たす事で、都道府県知事に届出をして【健康サポート薬局】を掲げることができます。
実務経験が5年以上ある薬剤師さんは是非取得を目指してみてはいかがでしょうか?
会社から会社負担で取得するように提案された場合は必ず取得しましょう!
修了証を持っていると今後の転職に有利に働くかもしれませんし、何より技能習得型研修会で出会う他の薬局の薬剤師さんと出会う事で刺激にもなります。
「健康サポート薬局」となる場合には、厚生労働大臣が定める基準で規定される「常駐する薬剤師の資質に係る所定の研修」を修了し、薬局において薬剤師として5年以上の実務経験がある薬剤師が常駐する必要があり、届出にあたっては研修修了証の提出が必要です。
日本薬剤師会・日本薬剤師研修センターが行う「健康サポート薬局研修」について~研修受講から修了までの流れ~より引用
健康サポート薬局の取り組み
健康サポート薬局は、医療用医薬品やOTCに関する相談だけでなく名称の通り健康に関するサポート(病気や保険、介護用品、受診提案など)をする事ができる薬局です。
平日だけでなく土曜日や日曜・祝日といった週末にも薬局を開けている事で、患者さんや家族さんから相談しやすい体制を整えています。(開店日時は各薬局により異なります)
また各健康サポート薬局毎によっても様々な特徴があります。
市販のOTC医薬品や健康食品の販売に関する事や、食事や栄養摂取の相談、認知症カフェやお薬や保険に関する相談、子供食堂などを開催する事で、地元の人がちょっとした事でも相談しやすい体制を作り出すように工夫しているようです。
書籍などでも様々な健康サポート薬局の取り組み事例が載っているので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
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