グレーゾーン解消制度でも取り上げていた未来の薬局が倒産してしまったそうです。新しい試みを沢山やっていて期待されていたのですが、時期が早すぎたのかもしれません。
現時点でお薬を必要としている患者さんの年代層はインターネットやスマホを自由に操る事のできる世代ではないため処方箋の受付枚数が増えなかったのではないでしょうか?
しかし今の若い世代がおじいさん、おばあさんになる頃には普通に使用されるであろうサービスになっていたはずです。
私もたまに手配の難しい薬(近隣に分譲もなく、価格的にパッケージで購入するとデッドストックとなる可能性が高い薬など)をEPARKなどの処方箋ネット受付サービスを利用しています。
調剤に時間のかかる薬だと時間がかかる旨を電話で連絡くれるし、連絡があれば既に準備されているので、薬局内で既に待っている患者さんよりも先に渡してくれるのでとても助かっています。
薬局側からしても準備に時間のかかる薬だと落ち着いて調剤できるので、店舗で待たれるよりも精神的に楽である事は間違いないと思います。
今回の件は非常に残念ですが、布目勝也社長には再起を期待したいです。
~ 待たない調剤薬局「おくすりカウンター」を運営 ~
未来の薬局(株)(TSR企業コード:024095176、法人番号:6011101079792、新宿区四谷三栄町8-7、設立平成29年3月、布目勝也社長)は9月27日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には田川淳一弁護士(功記総合法律事務所、中央区築地1-10-7、電話03-6226-0632)が選任された。負債総額は債権者約70名に対し約2億3800万円。
薬局の経営経験を持つ布目社長が設立し、都内に調剤薬局「おくすりカウンター」を数店舗運営した。薬局内での待ち時間の軽減を図る取り組みとして、処方せん薬の配送サービスや、インターネットを介した予約制度を他の薬局に先駆けて展開。これらの取り組みは、経済産業省による産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の一例としても紹介されていた。
メディアでの露出も多く、薬局利用者は増加をしていたものの、売上は想定を下回る状態が続き、相当額に上る設備投資費用や諸経費が負担となっていた。余裕のない資金繰りが続くなか平成30年9月、経営が限界に達し事業を停止していた。東京商工リサーチより引用
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