【ゼローダ錠:カペシタビン】適応症確認と手足症候群に注意する

薬の勉強
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外来にてゼローダ錠(カペシタビン)が処方された処方箋を受け付けた。

カペシタビンは、消化管から吸収後に肝臓で変換され腫瘍組織にて活性体のフルオロウラシルへと変換され高い抗腫瘍効果を発揮します。

例)60歳男性 身長166㎝ 体重50kg 体表面積:デュポア (Du Bois)式 1.54173㎡
・ゼローダ錠(カペシタビン)300㎎ 1回5錠 1日2回 朝夕食後 14日分
・ヒルドイドローション0.3% 5本 1日3回 手足に塗布
・イメンドカプセル(アプレピタント)125㎎ 1回1C 1日分
・イメンドカプセル(アプレピタント)  80㎎ 1回1C 2日分

ゼローダ錠は適応症によって、投与スケジュール用法用量が細かく決まっているので、まず原疾患や併用薬(S-1製剤との併用が禁忌となっているので、7日間以内に服用歴がないか手帳や聞き取りにより確認する)の確認が必要です。

ヒルドイドローションは、手足症候群に対するSE予防。そして、イメンドカプセル(125mg⇒80mg⇒80mg)は、催吐リスクに対する高度なSE予防と考えられます。

体表面積によって1回用量が決定される

今回は、身長と体重がわかっているのでサイトより計算したところ、体表面積:デュポア (Du Bois)式 1.54173㎡

聞き取りにより、胃癌の術後で注射による抗がん剤としてオキサリプラチンが投与されていた。よってカペシタビンとオキサリプラチンによるXELOX療法である事がわかった。この場合、C法における投与量として体表面積から初回用量として1500㎎/回とわかった。

C法:体表面積に合わせた投与量を、朝夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。 これを1コースとして投与を繰り返す。 なお、患者の状態により適宜減量する。
適宜増減とあるように、検査値から腎機能(ガイドラインにて、腎機能による用量調節)にも注意が必要である。
たとえ腎機能に問題がなくとも、服用中に重篤な骨髄抑制があれば減量の対象となるので、服薬期間中には電話等によるフォローアップをする必要がある。
※骨髄抑制による血小板減少や好中球の減少であれば減量や投与中止対象となる。
副作用の手足症候群

最後に副作用として手足症候群が見られることが多いので、ヒルドイドソフト等の保湿剤が一緒に処方されている事が多いので、物理的刺激を避けるなど副作用の予防方法を指導する。

XELOX療法では、末梢神経障害として急性神経障害が投与後すぐに見られる事があります。寒冷刺激により誘発されるので、冷たい飲食物の摂取や、冷たいものに触れない様に服薬指導しましょう。

◆ポイント
・ゼローダ錠が処方されたら、注射による抗がん剤の投与を確認
・処方箋の投与量が、体表面積や腎機能によって適切かを確認


参考文献:ゼローダ錠、イメンドカプセル、オキサリプラチン添付文書、検査値処方箋の読み方

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