薬の勉強

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ユベラN(ニコチン酸)の成分はタバコの成分?

患者さんから「ユベラとユベラNの違いって何ですか?」と聞かれました。 これは調べた事があったので「ユベラNの成分にはニコチン酸が入っているので、ユベラとは適応症が異なります」と回答しました。 さらに「ニコチン酸ってタバコの成分と一緒?体に悪...
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カリウム値が低いとなぜ危険なの?(低カリウム血症とQT時間延長)

患者さんから「カリウム値が低いと危険だからカリウムを取るように医師に言われたけど、カリウムって何?なんで危険なの?」と質問されました。 低カリウムにより筋肉の動きが悪くなって、力が入りにくくなったり痙攣をおこすことがあります。また心臓の筋肉...
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サムスカ錠(トルバプタン)投与中は、血清ナトリウム濃度に注意

ここのところサムスカ錠(トルバプタン)を扱う機会が多くなってきたので、処方監査や投薬時に気を付けておきたい事をまとめてみました。 添付文書には警告や禁忌の項目がびっしりと記載されているのと、過去に使用上の注意の改訂があったり、高齢患者の家族...
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ヘリコバクターピロリ感染症除菌薬 ボノサップ400と800の違い

ヘリコバクターピロリ感染症の除菌薬はパック製剤として、武田薬品のボノサップとボノピオン、エーザイのラベキュアとラベファインのパック製剤があります。 一次除菌 (1回量) ボノサップパック400/800(ボノプラザン20mg+AMPC7...
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小児神経芽腫にCa拮抗薬アムロジピン錠の処方

神経芽腫の小児患者さんにアムロジピンが処方されていたので、神経芽腫の病態について調べてみました。 神経芽腫は、乳幼児期に発見されることが多い小児に発生する腫瘍の一種です。 治療に関しては手術により腫瘍を取り除いたり化学療法、または自然退縮に...
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シクレスト(アセナピン)はMARTAだが糖尿病禁忌でない理由

今月から来ている実務実習の学生さんが優秀な方で、聞いてくることが私には難しくて即答できずに困っています。学生さんはもっと困っているかと思いますが…。 特に薬物動態などは忘れていることも多く、その都度調べたりしながら一緒に考えてもらうというス...
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アトピー性皮膚炎新薬コレクチム(デルゴシチニブ)軟膏とヤヌスの鏡

アトピー性皮膚炎の新薬コレクチム(デルゴシチニブ)軟膏の処方箋を初めて受け付けたので調べてみました。 アトピー性皮膚炎の治療薬としては、ステロイド外用薬やプロトピック(タクロリムス)軟膏などの塗り薬が主に使用されてきましたが新しい選択肢がま...
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ベセルナ(イミキモド)クリーム適応は尖圭コンジローマと日光角化症

ベセルナクリーム5%(イミキモド)の処方箋を初めて受け付けたのですが、処方箋の記載内容に不備があったため詳しく調べてみました。 ベセルナクリーム5%とは? 有効成分として、1包(250mg)中にイミキモド12.5mgを含んでいます。 適応症...
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ドボネックス軟膏処方は、乾癬(かんせん)?疥癬(かいせん)?

患者さんに皮膚科よりドボネックス軟膏の処方がありました。 患者さんは「先生は、かんせん?、かいせん??とか何か言ってました」との事。 語感が似たような名称ですが、どちらも皮膚科で見られることのある疾患名になります。 癬(せん) 意味:たむし...
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アマルエット配合錠の名称がわかりにくい問題を解決しました

高血圧や糖尿病の配合錠が先発医薬品だけでなくジェネリック医薬品でも増えてきたので、名称から配合成分を即座に把握する事が私の能力ではかなり難しくなってきています。 配合剤の名称を先発品もジェネリック医薬品もルールを作成しなければブランド名が乱...
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