高血圧や糖尿病の配合錠が先発医薬品だけでなくジェネリック医薬品でも増えてきたので、名称から配合成分を即座に把握する事が私の能力ではかなり難しくなってきています。
配合剤の名称を先発品もジェネリック医薬品もルールを作成しなければブランド名が乱立して薬剤の選択ミスなどの問題も出てくることが危惧されます。
先発名称や一般名称が混合し複雑化
先発はユニシアやエックスフォージの様に成分に関係なく好きな名称を付けている薬剤もありますが、ソニアスの様に少しだけこじつけて名称にしていたり、アイミクスやミカムロの様に単純に先発薬品名や一般名を足し算した名称もあります。
販売移管された3剤配合のミカトリオは、先発名称のミカルディスしか名称に入っていませんが、現時点では3種の配合剤が少ないのでまだ覚えていることが可能です…。
ユニシア=1 剤(UNI)で、高血圧症患者さんにしあわせ(SIAWASE)を与えられる降圧剤
エックスフォージ=「 EXTRA:力強さ」+「 FORGE:鍛造する」
ソニアス=Solid(堅実)に(NI)血糖改善するActos(アクトス)とSU(アマリール)
アイミクス=アムロジピン+イルベサルタン(ミックス)
ミカムロ=ミカルディス+アムロジピン
ミカトリオ=ミカルディス+アムロジピン+ヒドロクロロチアジド
一方でGE名称の配合錠は基本的には配合されている薬剤の一般名の足し算から命名されたものが主流になっています。
好きな名前を付けていたユニシアやエックスフォージも、わかりやすくて現場に優しい名称へとなっています。
アイミクスやミカムロは+「会社名」でもいいような気がしますが、商標権などの関係もあるのでしょうか、ルールに従って一般名の名称を用いております。
カムシア(先発ユニシア)=カンデサルタン+アムロジピン
アムバロ(先発エックスフォージ)=アムロジピン+バルサルタン
イルアミクス(先発アイミクス)=イルベサルタンン+アムロジピン
テラムロ(先発ミカムロ)=テルミサルタン+アムロジピン
アマリールを含むのはソニアス配合錠
アマリールを含む配合剤は先ほども出てきたソニアスです。「堅実に」と、いまいちピンとこない名称由来のためにアマリールが含まれていることが少し分かりにくい様に思います。
私はアマルエットの名称から、アマルエットにアマリールが含まれているような気がして仕方がありません。ニプロの錠剤には成分名まで印字されていて頭の中では理解しているのですが、名前を聞くとアマリールが含まれている気がしてしまうのです。
出典:ニプロ株式会社
アマルエットは高血圧/高脂血症治療薬配合剤であるカデュエットのGEなので、実際に含まれているのはアトルバスタチンとアムロジピンです。
よってアトルエット配合錠という名称の方が私にはピンとくるので、私は心の中で「アトルエット」と呼びたいと思います。「カデュエットの後発だから間違えるわけはないだろう」との苦情はご遠慮ください、どうかご理解のほどよろしくお願いします。
カデュエット=心臓血管(Cardiovascular)+二重奏(Duet)
アマルエット=アトルバスタチン+アムロジピン
配合剤はこれからも増え続ける事でしょう、しかし私の能力は年齢とともに下降線をたどりますます記憶を保持しておくことが難しくなっていきます。
ステイホームでじっとしている事が多いので、記憶力向上のために海馬の働きが良くなるように軽い運動をしながら暗記していきたいと思います。
最後まで解決策に期待して読んでいただいた読者の方にお詫びと御礼を申し上げたいと思います。
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