温感のパップ剤でなく温感のテープ剤がほしいのですが?

薬の勉強

手書きでフェルナビオンテープ70温感と書かれた処方箋が持ち込まれました。

しかし大鵬薬品から発売されていた温感テープ剤のフェルナビオンテープは既に販売中止となっています。

謹啓
時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。このたび経皮鎮痛消炎剤、フェルナビオンテープ35、フェルナビオンテープ70は経過措置期間(保険適用期間)が2018 年3 月31 日で満了となりますので、お知らせ申し上げます。
永年のご愛顧を感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。今後とも弊社製品に一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

パップだったらMS温シップ「タカミツ」がうちにも置いてあるけど…と思いながら患者さんに話を聞いたところ「冷たいのが苦手だから、パップじゃなくて温かいテープを先生に言って出してもらった」との事でした。

温かいテープと言えばロキソプロフェンNaテープ「タイホウ」しか思いつかなかったので疑義照会して変更してもらい分譲で近隣の薬局にわけてもらい何とか対応しました。

後で調べてみた所、温感のテープはロキソプロフェンNaテープ「三友」もありましたので、ロキソプロェンテープ「三友」「タイホウ」どちらかを指定した処方箋だった場合は、患者さんに希望しているものが本当に温感タイプで良いのかを確認する必要があります。

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温感テープの成分は?

患部に貼ると温かく感じると言われている温感タイプの貼付剤の成分には、トウガラシエキスとノニル酸ワニリルアミド(NVA)と呼ばれる合成カプサイシノイドの2種類があります。

患者さんにお渡しした、ロキソプロフェンナトリウムテープ「タイホウ」にはノニル酸ワニリルアミドが使われています。市販薬のフェイタス温感テープ等にも使用されています。

最近では冷え性の方に向けた商品で、トウガラシエキス(カプサイシン)を繊維に浸透させた温感保温素材のシャツや肌着なども販売されているようです。

しかしこれらのカプサイシン成分は末梢血管を拡張する事で血流量を増やすことで体温を高める効果があると同時に発痛に関与する物質でもあります。

私はトウガラシエキスやノニル酸ワニリルアミド等の温感成分を温かく感じるというよりは、ピリピリして段々痒くなってくるのでこれらの製剤を張り続けている事がどうしてもできず苦手です…。

参考:トウガラシ主辛味成分であるカプサイシンの発痛作用特性と発現機序

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